木の上で絵本

小二はなこ・2歳たろー、絵本大好き二児の母。秘密基地で読書に耽る

魔女の宅急便

久しぶりに物語を読みました。

 

角野栄子

広野多珂子 画

 

魔女の宅急便その2 キキと新しい魔法』

f:id:kinouede-ehon:20131128210919p:plain

 

少し疲れたときに児童書を読むと、心が綺麗になるというか、

想像の世界を思い出させてくれるというか…

私にはやっぱり絵本や児童書が必要なんだな、と思いました。

 

とても素敵なおはなしだったので、紹介します

 

                              

――――――――――――――――――――――――

<続き>
  
 
 

 

魔女の宅急便

ジブリ映画で、大人になって良さが分かった作品。

特に社会人なりたてほやほやのときに観ると、ヤバイのではなかろうか…

久しぶりに観て泣いたのをきっかけに大好きになりました。

 

 

さて、原作。今まで読んだことはなかったのですが、

1巻の挿絵が林明子さんだと知り、びっくり!!(遅い)

絵本とはまた違った画風ですが、素朴で温かい雰囲気がピッタリ!!

そして表紙の色使い、シビれます。紺にオレンジ。

見開きの小さなシルエット。最ッッッ高…!!!!!

 

 

あ。今回は2巻だった。w

1巻を読んですっかりハマってしまい、図書館に走る私。

で、2巻を手に取り、違和感勃発。

あれ!?林明子さんじゃない…!!?

 

 

ね。そうなんですってね。画家さん変わっているんですね。

そして3巻でまた変わるんですってね。

そうなのね!?イメージを固定させないために、あえて1巻1巻違う方に絵を描いてもらうのね!…と思いきや3巻以降は同じ方。(´・∀・`)OYA?

 

 

最初はあれれと思っていたのですが、広野多珂子さんの絵も、可愛い。

線が細くて影の書き込みなど、銅版画のようです。

再びコリコの町の世界に入ることができました。

 

 

さて。

肝心の”おはなし”ですよ。

 

 

1巻も面白かったのですが、2巻…良かった…!!!

キキが仕事を通して自分と向き合い、少しずつ心を成長させていく。

散歩好きなおじいさんが、「急に旅行に出かけることになってね」と言付けたり、

おばあさんが赤い靴を届けたり、届けられたり…

登場する人々のセリフひとつひとつが、綺麗で深くて、美しい

 

 

特におばあさんの話は、キキの世界の中でも、ある種異空間というか。

不思議な世界で哲学的にも感じました。

ただの”ボケたおばあさん”にしない辺り、人間愛に溢れていて素晴らしいと思います。

おばあさんはキキのお陰で、長年の胸のつかえが取れたようで、純粋に良かったなと思いました。

 

 

あと、この巻の終盤。

お母さんから、魔法を伝承されるおはなし。

もう、美しいです。

引用したいセリフがありすぎて、結局すべて書かなきゃいけない感じ(笑)

なので、書きません(笑)

 

全てのことは「そういうふうになってるのよ」と、「大きな力」に身を任せること。「だって、キキは必要な人なんですもの」と、まっすぐ言い切ること。

静かな愛というか、ああいうお母さんになりたいと強く思いました。

ふたりを見守るお父さんも素敵です。(お父さん、トンボくんに似てるね!///)

 

 

この『魔女の宅急便』シリーズ、

十三歳という多感な少女の内面がみずみずしく描かれています。

これから読む、3巻以降も楽しみで仕方がない!!!

 

 

あ!タイムリーに実写で映画化するんですってね!///

 

って!!!

撮影は瀬戸内海!!!!!?

ゑ━━Σ(´ω`*)━━ヱ!!!

 

 

いろんな意味で観たい。笑 

 

魔女の宅急便〈その2〉キキと新しい魔法 (福音館創作童話シリーズ)

魔女の宅急便〈その2〉キキと新しい魔法 (福音館創作童話シリーズ)

 

 

 

↓ 鳴門の渦潮ぐーるぐる☆(*´∀`)σ@@@ぽち

にほんブログ村 本ブログ 絵本・児童書へ
にほんブログ村