魔女の宅急便
久しぶりに物語を読みました。
角野栄子 作
広野多珂子 画
『魔女の宅急便その2 キキと新しい魔法』
少し疲れたときに児童書を読むと、心が綺麗になるというか、
想像の世界を思い出させてくれるというか…
私にはやっぱり絵本や児童書が必要なんだな、と思いました。
とても素敵なおはなしだったので、紹介します
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<続き>
『魔女の宅急便』
ジブリ映画で、大人になって良さが分かった作品。
特に社会人なりたてほやほやのときに観ると、ヤバイのではなかろうか…
久しぶりに観て泣いたのをきっかけに大好きになりました。
さて、原作。今まで読んだことはなかったのですが、
1巻の挿絵が林明子さんだと知り、びっくり!!(遅い)
絵本とはまた違った画風ですが、素朴で温かい雰囲気がピッタリ!!
そして表紙の色使い、シビれます。紺にオレンジ。
見開きの小さなシルエット。最ッッッ高…!!!!!
あ。今回は2巻だった。w
1巻を読んですっかりハマってしまい、図書館に走る私。
で、2巻を手に取り、違和感勃発。
あれ!?林明子さんじゃない…!!?
ね。そうなんですってね。画家さん変わっているんですね。
そして3巻でまた変わるんですってね。
そうなのね!?イメージを固定させないために、あえて1巻1巻違う方に絵を描いてもらうのね!…と思いきや3巻以降は同じ方。(´・∀・`)OYA?
最初はあれれと思っていたのですが、広野多珂子さんの絵も、可愛い。
線が細くて影の書き込みなど、銅版画のようです。
再びコリコの町の世界に入ることができました。
さて。
肝心の”おはなし”ですよ。
1巻も面白かったのですが、2巻…良かった…!!!
キキが仕事を通して自分と向き合い、少しずつ心を成長させていく。
散歩好きなおじいさんが、「急に旅行に出かけることになってね」と言付けたり、
おばあさんが赤い靴を届けたり、届けられたり…
登場する人々のセリフひとつひとつが、綺麗で深くて、美しい
特におばあさんの話は、キキの世界の中でも、ある種異空間というか。
不思議な世界で哲学的にも感じました。
ただの”ボケたおばあさん”にしない辺り、人間愛に溢れていて素晴らしいと思います。
おばあさんはキキのお陰で、長年の胸のつかえが取れたようで、純粋に良かったなと思いました。
あと、この巻の終盤。
お母さんから、魔法を伝承されるおはなし。
もう、美しいです。
引用したいセリフがありすぎて、結局すべて書かなきゃいけない感じ(笑)
なので、書きません(笑)
全てのことは「そういうふうになってるのよ」と、「大きな力」に身を任せること。「だって、キキは必要な人なんですもの」と、まっすぐ言い切ること。
静かな愛というか、ああいうお母さんになりたいと強く思いました。
ふたりを見守るお父さんも素敵です。(お父さん、トンボくんに似てるね!///)
この『魔女の宅急便』シリーズ、
十三歳という多感な少女の内面がみずみずしく描かれています。
これから読む、3巻以降も楽しみで仕方がない!!!
あ!タイムリーに実写で映画化するんですってね!///
って!!!
撮影は瀬戸内海!!!!!?
ゑ━━Σ(´ω`*)━━ヱ!!!
いろんな意味で観たい。笑
魔女の宅急便〈その2〉キキと新しい魔法 (福音館創作童話シリーズ)
- 作者: 角野栄子,広野多珂子
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1993/06/30
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